リア王

数年前、関東でボイス講座をしていた頃、

参加してくれた声優さんたちの劇団で、

新しいホールを作られました。そこで、

シェークスピアのリア王を上演されるということで

9日は、王子まで観劇に行ってきました。

 

リア王は、舞台のボイスに関わっている人なら

誰もが興味を持つ題材です。恐らく一番かも?!

 

何しろ、劇の最後、コーディリアの死後、

リアが、彼女の声は、やさしく低い声をしていたと

声でその人の本性を言い表し、ようやく

人生の最期に悟る場面があったり、

声の技が必要な場面がたくさんあります。

 

忠臣ケント伯が、

声や身なりを変えてリア王のそばにいるのに、

気づかれないとか、「気づかない」で言えば、

息子エドガーに気づかない盲目になった父グロスター卿とかもいます・・・

なぜ気づかないんでしょう???

変わらず、疑問です。

 

イギリスでリア王の講義を聞いた時、

コーディリアの最大の優しさは、自分が先に死んで、

父リアを安らぎの死へ導いていったことだという

興味深い説を聞いたことがあります。

 

とすると、悲劇の典型的な形をとっていて

4代悲劇のひとつであるリア王ですが、

最後に向かって明るさがあってもいいんじゃないかと、

ずっと思っています。リアの狂気からくる明るさが

やがてに本当の天の明るさになっていくような・・・

 

とまあ~

観劇したことよりも、観劇によって考えたり、

思い出したことが、

久しぶりにずっと閉じていた宝物の蓋を開けたような

嬉しさでした。楽しかったです~